恋愛モデルから垣間見るフランスの視点
誰もが一度は聞いた事のあるタイトルが並ぶフランス小説の「恋愛モデル」について述べた論説集です。男女間相互行為のいろいろなモデルを提示していたこれらの小説を筆者と共に読み解くにつれて、後に構築主義などをはじめ現代思想をリードする立場に至ったフランス独特の視点を垣間見ることができます。 新書ということもあって、論説でありながらとても読みやすい点もよいとおもいます。
通俗的なモチーフによって表現技巧を学ぶ
フランス恋愛小説という特定分野に絞って、小説の技巧や時代考察などについて詳しく解説しています。本書を読むまで恋愛小説というジャンルにあまり縁がなかったのですが、こういう人間の心理に対する表現手法を通して、小説の技巧を見極めるのに恋愛小説というスタイルは恰好のモチーフだなと再認識し、恋愛小説を読みたくなりました。
岩波書店
クレーヴの奥方 他2篇 (岩波文庫 赤 515-1) 恋愛小説のレトリック―『ボヴァリー夫人』を読む (Liberal arts) 危険な関係 下 岩波文庫 赤 523-2 危険な関係〈上〉 (岩波文庫) シェリ (岩波文庫)
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