恋愛映画館 (講談社文庫 こ 47-6)



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恋愛映画館 (講談社文庫 こ 47-6)
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小気味よい俳優評価

「映画は恋の教科書」の続編です。
男女12名づつの俳優が取り上げられています。

前作と同様、名だたる名優たちの演技を、小池真理子の素晴らしい表現力で、見事に性格づけて見せてくれます。
イメージは持っていても何と表現したらいいのか解らないのを、ずばっと小気味良く言い切ってくれると、その通りと手をたたきたくなります。

扱われている女優は、ベアトリス・ダル、ホリー・ハンター、イザベル・ユペール、メリル・ストリープ、ジェーン・パーキン、グレン・クローズ、シャロット・ランプリング、カトリーヌ・ドヌーヴ、アヌーク・エーメ、樋口可南子、桃井かおり、です。
男優は、ヴィンセント・ギャロ、ロバート・デ・ニーロ、アラン・ドロン、ミシェル・ピコリ、ジェラール・フィリップ、ダーク・ボガード、豊川悦司、佐藤浩市、松田優作、藤竜也、三國連太郎、佐分利信です。

こうして並べると、何となく作者の好みの傾向が見えてきそうです。
どの俳優も独自のエロスを感じさせてくれ、しかも演技派が結構多いとおもいます。
ジェラール・フィリップ、アラン・ドロンなどは、作者好みの美形ということでしょうか。

カトリーヌ・ドヌーヴは「どことなしに・・・“あばずれ”の匂いがある」とか、ホリー・ハンターは「無邪気な残酷さも覗き見える」とか、シャロット・ランプリングには「スクリーンの中には悲劇の匂いがたちこめる」というように、ひと言で俳優たちの性格を言い切っています。
このあたりの表現が読んでいて小気味よさを感じます。

取り上げられている作品も名作揃いで、読んでいてもう一度見直したくなりました。



講談社
映画は恋の教科書(テキスト) (講談社文庫)
雪ひらく (文春文庫 こ 29-4)
薔薇船 (ハヤカワ文庫JA)
天の刻 (文春文庫)
イノセント (新潮文庫)







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